風評被害の歴史をみればその対策がわかるかも

2011年の東日本大震災

皆さんの記憶に最も新しく、最もインパクトに残っている「風評被害」は2011年の東日本大震災の福島第一原発の放射能汚染であるだろうと思います。そしてこの事故は食に対する安全というものを国民に強く意識させるものでありました。食に対する安全だけでなく、放射能汚染による風評被害というものは1945年の原爆でも「近寄るとピカ(原爆症)が移る」などと言われ、広島、長崎の人達が差別され苦しい思いをしたと聞きます。戦後の混乱期では噂というものが情報として強力なものでした。

噂の怖さは計り知れない

1945年と現在の最も違うところは噂というもののサイバー化にあると思われます。チェーンメール等が流行した2000年代初頭では佐賀銀行の倒産のデマが流されたり、現在ではTwitterで「あの殺人事件の犯人は外国人だ」などのツイートを拡散させるなどの例があとを絶ちません。交通網の発達でどこにでも行ける時代になった現在では情報の伝達も高速化し、単なる噂も風評被害に成り得ます。あなたももしかしたら「風評被害の加害者」になっているかもしれません。

真実と噂の違いを考えることが大切

原発事故以降、学者の間では盛んに「風評被害」についての議論が繰り広げられています。また、インターネットの書き込みによる風評被害に対して対策を行う弁護士団体も現れています。インターネットという便利なツールを得たことで誰でも発言できることは素晴らしい反面誰かを傷つける武器にもなり得ます。そのことを忘れずにむやみやたらに人にあたかも真実かのように伝える前に1度真実かどうか自分で噛み砕く能力が必要ではないかと思われます。

風評被害対策の業者は該当の書き込みの削除や、検索エンジンに対する逆SEOなどによってネットに情報を残さないように出来ます。